「7つの習慣」の著者として有名なスティーブン・R・コヴィー先生の著作のひとつ、「第8の習慣」のテーマは、個人が自分の魂の声(ヴォイス)を聞き、ヴォイスに従って自分の天命を果たすことと、そして、自分以外の他者も自分と同じように自らの魂の声を聞き使命を果たせるようインスパイアすることです。
まさしく自分自身になりきることについて語る本と言ってよいでしょう。
誰しも自分の心の奥底からささやく魂の声を持っています。
この声は決して小さな声なわけではないけれど、エゴの金切り声によってかき消されて聞こえなくなってしまうことがあります。
幸運な人は、この声に従って生きることでますます声を聞きとれるようになって正のスパイラルで自分の本質に忠実に生きることができますが、多くの場合、外から押しつけられる価値観で増長するエゴがない面で怒鳴り散らすようになって、負のスパイラルに陥って、成人するころには、ほとんど聞き取れないようになってしまうというのがむしろ普通です。
とはいえ、この声は、私たちの本質なのだから、消え去ってしまうことはありえません。
問題は、聞き取る能力を退化させてしまっているマインドセットにあります。
第8の習慣は、この退化してしまった私たちの能力を再開発することを教えてくれる本です。
7つの習慣と第8の習慣は完全に連携しており、7つの習慣抜きには実践できません。
ぜひ7つの習慣の学びと同時進行で、第8の習慣を身につけていきましょう。