ALTER EGO

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ALETER EGO

「オルター・エゴ(英: Alter Ego)とは、別人格の事。哲学においては他我(他者の持つ自我)の意味で使われる。日本語でオルター・エゴと呼ぶ場合は芸術・芸能(特に音楽)などの分野でその人物が意図的に異なる人格として作られ演じているものを指す事が多い。」(ウィキペディア)

wikipedia

日本では、オルター・エゴは、別人格という意味から派生して芸能人が普段とは異なるキャラクターとして活動する際のそのキャラクターを指す用語として用いられることが多い言葉となっています。

元来は、もう一人の自分や唯一無二の分身のような親友という意味を持ちます。

人が普通に生きていくかぎり、自分の心の奥底から叫ぶ魂の呼び声に耳を貸さずに抑え込んで、自分ではない世間から求められる自分像に合わせた自分を形作って、その偽物の自分として生きていくことにいつのまにか陥っている人が大多数であり、仮面を被った自分「エゴ」が自分という人間の主人の座を占めているという状態です。

本当の自分を押し殺して生きているわけなので、幸せではないし、まるで人生が刑務所の懲役刑であるかのように感じながら生きることになります。

これに対して、中には、幸運にも、魂の自分をむき出しにしてありのままの自分として生きることができ、輝きを放っている人たちもいます。彼らにとっては、人生は喜びの場であり、ありのままの自分であることが他者にとっても祝福となる不思議に驚嘆の念を抱きながら他者への奉仕に邁進する幸福を追求する晴れ舞台となります。

彼らは、みなが仮面を被ってお決まりの劇を演じている舞台上で自分に押し付けられていた仮面としてのエゴを引きはがして、素顔をさらしてトリックスターとしての役割を演じることで、通り一遍のつまらない劇をひっくり返して観客に生命に満ちた即興劇の興奮に満ちた楽しさを提供する特権的な立場を得た役者たちです。

彼らが天恵に満ちたアドリブで進行する新たな物語は、観客が見飽きた旧来の劇に新たな生命の息吹を吹き込んで、劇を一変させます。

私たちは、この世界に生れ落ちて以来、社会的に評価されるひとかどの人物になるようにと、自分ではない何者かになるべく強制され、大多数の人たちは、喜んで自分からその圧力に従い、反発する者も、きついお灸を据えられて、不満を持ちながら生きるしかない反社会分子となるしかなく、仮面を被った偽物の世界で偽物として生きざるをえない境遇を強いられ、人生とはそんなもんだと諦めの境地で生きています。

しかし、実のところ、偽物の自分で生きることは、私たちが自分で望んで自分で選択していることでしかなく、だれにも無理強いされてなどいないというのが本当のところです。

このサイトでは、私たち個人の心の中に巣食うエゴとは別の本当の「私」、奇跡のコースで言う「聖霊」に導かれた偽りのないありのままの魂としての自分を指す用語としてオルター・エゴを用いています。

このサイトは、社会の求める何者かになろうとするのではなく、自分自身になりきることによって、自分の持って生まれたありのままのオルター・エゴに到達するための方策を探求するブログです。

さて、私たちには、個人としての人格、パーソナル・セルフがあります。

いわゆる自我、エゴです。

ヨーガには、人間馬車説という考え方があります。

人間を構成する要素を馬車に準えて分析すると、感情が馬に、理性、自我が手綱を捌く御者に、身体は馬車に、場所の奥にいる主人が魂にというふうに識別することができます。

私たちが自分だと思っている自我、エゴは、この人間馬車説で言えば、御者であり、馬車の進路を決めて制御する重要な役割を担いはするものの、主人ではないので、私たちの本質、本当の自分であるということはできません。

「自分自身になりきる」というときの自分とは、この馬車の奥にいる主人であり、眠っている主人を目覚めさせて、主人が御者や馬を意のままに従わせて、馬車の支配者として本来の使命を果たすということです。

馬の暴走に歯止めが効かなかったり、主人が眠っていることをよいことに主人の権威をかさに着て好き放題のかぎりを尽くす御者によって、本来主人が向かうべき目的地にたどり着けずにくすぶっているような人生は送りたくないものだと、だれもが思うことでしょう。

けれど、自分の人生や周囲や世間の人たちの人生を観察してみると、主人が眠ったまま大半の人生を送っている人が決して少なくないことに気づくはずです。

惰眠を貪る主人の目を覚ますためにこのブログで推奨するツールは、死と誘惑です。

死も誘惑も、一般的には害悪として忌み嫌われるものとして捉えられます。

しかし、上手に活用すれば、どちらも主人の目を覚まさせる効果的な道具となります。

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